【大家さん向け】ゼロゼロ掲示板を使って大家が直接空室を埋める方法

ゼロゼロ掲示板(ゼロ板)を利用して、大家さんが入居者さんを募集する際に、どう考えて条件を設定すべきか。

僕自身が半分以上空室の中古アパートを購入して、ジモティーさんで空室を埋めていった経験をもとにして、ゼロゼロ掲示板を作っています。

ゼロ板(ゼロゼロ掲示板)は大家さんに向いているサイトです。

  • 古いアパート・古い戸建て賃貸・シェアハウスを運営している
  • 地域で最安値に近い物件
  • 管理会社に募集をお願いしても埋まらない
  • 家賃を下げないと埋まらない
  • ジモティーで入居者募集している

 
1つでも当てはまれば、ゼロゼロ掲示板を使って、入居者募集することをお勧めします。

該当する方は読み進めてみてくださいね。

ゼロ板をうまく使うための考え方

現在、賃貸入居状況はどうなっていますか?

空室が2割以上常にある状態の場合、良い運営状況ではありません。

若い人が減ってるから、経済状況が良くない、コロナのせいだ!と言っても誰も助けてはくれませんよね。

こんな状況を打開するために、不動産屋さんに勧められるままに家賃を値下げするというのは、1つの投資です。

本来入ってくるはずの家賃を値引きして、差額を投資しました。

そして、物件を売却するときの利回りが低くなるので、売却益も投資しています。

この考え方が抜けている大家さんが、多いように思います。

ここは大切な部分なので、じっくり説明させてもらいます。

家賃を下げるのは意外に大きな投資となる

まず、下記を見比べてください。

5千円賃料を下げて満室にした例

【購入時】3000万円 1k=3.5万円x12室=504万

【購入時表面利回り】16.8%

5千円家賃を下げる

【5年後売却時】3.0万円x12室=432万円

【購入時と同じ3000万円で売却した場合】→14.4%

【購入時と同じ16.8%で売却した場合】→2571万円

上記の例で行くと、1年間の家賃が72万円減って、5年間で360万円減ります。

そして、売却時に429万円値下げする必要があります。

合計すると5年間で789万円の利益が減るということなんです。

もちろん、5年後に購入時と同額の3000万円で売れる可能性は、少ないかもしれません。

ここで伝えたかったことは、『200万円のリフォーム代投資する』となると、躊躇してしまうのに、「5千円値下げした方がいい」言われるとついOKしがちです。

それって案外大きな投資になるということなんです。

僕は、自分で計算してみるまで気づきませんでした。

投資する費用を抑えることも必要ですが、家賃の低下を抑えることも重要ですね。

家賃がちょっと高くても初期費用を抑えたい人はいます

今まで、『引越しの初期費用を抑えるサービス』に着目してアパート経営していたのは、レオパレスだけだったんじゃないでしょうか?

そのニーズがあるというのは、レオパレスの家賃を周辺のアパートの家賃と比べてみればわかります。

レオパレスの方が、多分1.5倍以上家賃が高いです。

家具が付いていて、初期費用がかからないだけで、そんなに高い家賃を払う人がたくさんいるんですね。

僕は半分以上空室だったアパートを埋めるために、家賃は落とさずに、リフォームも最低限でお金かけずに、ジモティーで募集しました。

その時に色々とテストしました。

1番反応が良かったのが、初期費用を抑えるためのサービスでした。

  • 敷金・礼金ゼロ
  • 前家賃ゼロ
  • 家賃保証会社への手数料は大家負担
  • 火災保険は大家負担
  • 引越し代3万円補助

 
実際にやってみて初期費用を抑えたいニーズが強いと感じました。

そして、その市場を独占しているレオパレスが、崩壊寸前であることがチャンスなんじゃないかと思いました。

初期費用を抑えるための投資に集中して家賃はちょっと上げる

ちょっと話が長くなってしまいましたが、結論として下記のような募集方法が良いと思っています。

ゼロ板は、初期費用を抑えて引越ししたい人を集めるプロモーション活動をしているので、それに特化した募集が向いています。

  • 家賃設定はちょっと上げる
  • リフォームは最低限に抑える
  • できるだけ初期費用ゼロを増やす

 
まずは、このような条件で募集してみてください。

これで反応がない場合は、ゼロ板の集客が弱いということです(汗)

安心できる入居者さんを見つけるコツ

ジモティーさんを利用されている方は、知っているかもしれませんが、こういう募集サイトを利用すると、質の悪い入居者が集まってしまうという問題があります。

  1. 内見の約束に来ない
  2. 内見をドタキャンする
  3. 連絡が取れなくなる
  4. 家賃を滞納する

これらの問題を解決するにははちょっとした管理のコツがあります。

ちょっとした管理のコツ

1, 内見の約束に来ない

→事前に電話番号や現住所・電話・氏名をしっかり確認する

2, 内見をドタキャンする

→急いで内見したいという人には急いで対応しない

3, 連絡が取れなくなる

→複数の連絡先を聞いておく

4, 家賃を滞納する

→家賃保証会社を必ず付ける

問い合わせのあった時点で、いろいろなことをズバズバ聞きます。

ちょっとでも、自分のことを言いたがらない人であれば、内見も断ってください。

やはり、人としてコミュニケーションが取れない、感情の上下が激しい、約束を破る・忘れるという人は必ずいますから。

最後に注意点として、ゼロ板の連絡先を管理会社にする場合です。

管理会社へ問い合わせの連絡が沢山入り、対応するも、ひどい人ばかりで、対応を拒否されることがあります。

その場合は、大家さんが窓口となって、審査した人だけを管理会社につなげるような仕組みを作っておくことをお勧めします。